昭和44年、アポロ11号が月面着陸を行うというニュースで持ちきりだった時代。これは酔いどれ作家:みやたけし、本名:宮野たけしが小学5年生だったときの物語である。ふるさと四国・銀平町で、たけしは夏休みにはいった。セミとりにザリガニとりに夢中なはずが、数回すると飽きてしまうものである…。この夏休みたけしには衝撃的なイベントが舞い降りる。タバコ屋の角をまがるとそこは《桃色映画》の看板ができていたのだった。ちょっとエッチなその看板を見に行くことが夏休みの日課になったたけしは、こうやって妄想の壁を広げ大人になっていくのだった…。男性なら思わずニンマリしてしまう少年時代の《淡い思春期の夢》も満載のノスタルジック・ヒューマンドラマ、最終巻(全4巻)!!