北海道のレースで粘りのある走りを見せ、観客を感動させた小さなランナー、一等賞(いっとう しょう)。そのガッツを見込まれ、マラソン指導の第一人者・内村の家に寄宿させてもらえることになった。生まれ育った町に別れを告げ、東京での新しい暮らしに胸を躍らせる賞。だが、うす暗く陰鬱な内村邸で待っていたのは、あたたかい歓迎ではなく冷酷なライバルの面々。体と心の両方にプレッシャーがかかる、つらく厳しい毎日がはじまった。賞の理解者である女子ランナー・荒木マイは気が気でない。すぐにつぶされてしまうのでは……? そして、故郷の母親にも異変が! 涙が止まらない熱く走り続けるマラソンコミック、第3巻(全16巻)!!