丹寅朝太郎は、無鉄砲だが無邪気で明るい中学1年生である。元ヤクザで今は海運業を営む父・伝三に男手ひとつで育てられた。ケンカに明け暮れ無茶する朝太郎の将来を心配した父は、息子を勘当するという名目のもと、元組員の新照院勘介に朝太郎をあずけることにした。そんな中、派手なケンカによって朝太郎は黒流会のヘッド・久鬼丸に目をつけられ、敵対するようになる。ある日、石油を満載した無人タンカーが炎上したまま高知港に接近、タンカー爆発による父の船の被害を危惧した朝太郎は港へ走る! 大人でも手の施しようがないと諦めムードの中、朝太郎はひとり炎上するタンカーに向かうのであった。《タンカーとのケンカ》と称した朝太郎の勝負の行方は!? 70年代後半に人気を博した熱血任侠漫画、第2巻(全11巻)!!