実存主義哲学者キェルケゴールの思想にとって、キリスト教信仰はいかなる意味を持っていたのかを宗教哲学者でキェルケゴールを専門とする著者が、解き明かす。
【目次】
第一部
I キェルケゴール小論
II キェルケゴールにおける実存と現実
III キェルケゴールにおける「同時性」の問題
IV 神と実存 コウルリッジとキェルケゴールのことなど
V キェルケゴールに関するノート
1 「選択」について
2 「教会観」について
3 「苦難の神秘主義」について
4 「ニヒリズム」について
5 信仰と実践
6 キェルケゴールとブルトマン
第二部
I いわゆる「史的イエス」の問題とキェルケゴール
II 宗教と道徳の間
III 孤独と信仰
IV ニヒリズムとその克服
V 随想ノート
1 キリストにある生活
2 病気と信仰
3 ブルトマンの「創造神の信仰」に関連して
4 「ふさわしく」の倫理
5 キリスト教的内面性について
6 自覚の自己超越性
7 驚きと信仰
8 西田・田辺哲学とキリスト教
9 「非神話化」の問題に因んで
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