武家諸法度、公事方御定書など江戸時代の幕府が定めた法や裁判の運営の際の基準が、中国の法律とどのような関係にあったかを探究する。
【目次】
はじめに
第一 白石の勉強のやりかた
第二 白石と人の記憶力
第一編
第一 我が国において刊行されたる明・清法制書目 序
第二 我が国において刊行されたる明・清法制書目
第三 我が国において刊行されたる明・清法制書目 続編
第二編
第一 徳川家康と明律
第二 吉宗と御定書並びに明・清律例
一 吉宗と御定書
二 吉宗と明律(御定書と明律)
三 吉宗と大清会典
第三 新井白石と明・清法制書目(附 通典・文献通考・通雅・東雅・経邦典例・明律・明律例等)
序論
一 新井白石の性向乃至学風
二 白石の学識(経邦典例等の関係)について
本論一 「新井白石日記」に見える明・清法制関係書目
一 「新井白石日記」の刊行
二 「新井白石日記」に見える白石が幕府より借用したる明・清法制関係書目
三 通典類
四 文献通考・続文献通考類
五 九通・十通
六 文献通考の註釈本
本論二 「新井白石日記」に見える明・清法制関係書目 続編
一 明律
二 明・清律例の註釈本
三 新井白石と大明集礼・大明会典
四 新井白石と大唐六典
第四 大唐六典・大明会典・大清会典について(吉宗・白石と大唐六典・大明会典・大清会典)
一 吉宗と大唐六典・大明会典・大清会典
二 大唐六典・大明会典・大清会典の歴史的考察
三 大明会典と大清会典(諸官衙の構成)
第五 新井白石について
一 新井白石に対する諸家の見解
二 諸家の見解に対する論評
三 追記
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