御仕置裁許帳は、小伝馬町の牢獄の囚人名とその罪状を記した史料から、1657(明暦3)年から1699(元禄12)年の裁判例となる974件の事件を採録した史料。18世紀初頭に、江戸町奉行所の役人によって作成されたとされている判例集。
また、元禄御法式は、上記、御仕置裁許帳を元に、法令の条文の形に編纂しなおしたもの。公事方御定書の先駆けとなるものとして、重要な史料である。
その他、厳牆集も収録。
【目次】
御仕置裁許帳
一
一 主人弑者並從類
一 主人之妻を殺者之類
一 主人之子を殺者之類
一 主人之娘を殺者之類並切付ル者之親類
一 主人を弑、致欠落者之請人之類附、主人を切付ル者宿仕者
一 主人に爲手負者之類並亂心之者
一 主人並妻子に慮外、附、手向者之類
一 主人に毒を飼致巧者之類
一 主人に脇指刀を拔、手向仕者之類並亂心者
一 主人之弟に致手向者並慮外仕、被切付、請人方え逃歸ル者
一 主人之甥を切付ル者並打擲仕者
一 古主を弑者
一 古主に爲手負者之類
一 古主に慮外仕者、附、脇指を拔、あたけ申者
一 父を弑者之類、同疵付る者之類並亂心之者
一 母を殺者之類、同打擲仕者、附、夫母を可殺と仕者之妻並亂心之者
一 酒狂にて祖母を切付る者
二 以下は、詳細省略
二
三
四
五
六
七
八
九
十
十一
十二
嚴牆集
一
二
元祿御法式
上 一―七〇
中 七一―一三三
下 一三四―一九八
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。