ゲンが持つヒウリの力が宿ったカマ・《毘沙鎌》を執拗に狙う霧刃一族。霧刃首領の霧峨は、ゲンたちを何度も追い詰めながらも、とどめを刺さずに生かし、逃してきた。この霧峨の不可解な行動には何かワケがあるのか…? 謎を解くため、ついに霧刃への侵入を決意したゲンたちだったが、その矢先に葉月とテツが霧刃側に捕らわれてしまう。救出に向かったゲンとギンメは、霧刃の守護神で我こそがヒウリと名乗る化け物に遭遇する。こいつがヒウリ? 霧刃もまたヒウリの力を手に入れていたのか!? そんな中、何故か霧刃内では首領である霧峨を討ち取ろうとする反乱が起こる。ワケがわからぬまま、霧峨と一緒に霧刃一族と戦うゲンたち。一方、地上では日蝕が起こり、これを機に霧峨が動く。「ヒウリが日輪を掴みし時、邪悪な力弱まりて…」。そう言ってヒウリに似た化け物に向かっていく霧峨。霧峨の本当の目的とともに、ヒウリの謎が少しずつ解き明かされようとしていた!! 伝説の神獣・ヒウリを追い、その力を手に入れようとする忍者たちの戦いを描いた壮大なシリーズ冒険活劇、《小源太編》完結の第5巻(シリーズ全8巻)!