ゲンの武器であるカマにヒウリの力が宿り、その力が暴発すればゲンには抑えることができないほど危険な状態になっていた。しかし慈風道人の能力によって、その力はゲンでも扱えるように適度に鎮められた。そのカマは《毘沙鎌》と名づけられ、ゲンたちのヒウリを追う旅は続くのであった……。《毘沙鎌》の噂を聞きつけた他の忍者一族はさっそく、《毘沙鎌》を手に入れるため動き出した。当然、霧刃一族も《毘沙鎌》を狙っていた。ある夜、姫丸の前に霧刃の刺客が現われる。剣を交えたその敵はかなりの強者で、どこかで見覚えが…? それは姫丸の幼なじみで、忍者として独り立ちするために丙賀を出て行った女・小鈴だった! よりによって霧刃にいるとは…。昔は同じ里でともに修行に励んだ良きライバル同士が、いまは互いに敵となり殺し合わなければならない。姫丸に与えられた辛い試練…。そして静寂の夜に2人の決戦が始まろうとしていた…! 伝説の神獣・ヒウリを追い、その力を手に入れようとする忍者たちの戦いを描いた壮大なシリーズ冒険活劇、《小源太編》第4巻(シリーズ全8巻)!