あらすじ芸大1年で寺生まれの戌丸忠佐(いぬまる ただすけ)は、ある雨の日に同じ芸大4年の三珠千代治(みたま ちよじ)から「私を愛してくれませんか」と抱きつかれる。その後ふたりは大学内で再会するが、どこか様子が異なる千代治に忠佐は困惑を隠せない。昔から幽霊の類を感じとることができた忠佐は、千代治の境遇を知って「俺と、友達になってくれませんか」と伝えるが、千代治は怪しく笑うばかりで──?