駒月小毬の人生は不運続き。親の育児放棄で祖父母に預けられ、学校行事はほとんど病気や怪我で不参加。入試や就活は失敗続き、欲しい物は大抵売り切れ。現在は和菓子屋に勤めるフリーター、24歳。「自分の不幸を他人のせいにしない」、それが数少ない自分の長所だと思って生きてきた。ところがある時、不運の原因は、現代日本に転生してきた異世界人のせいだったことが判明! なんと和菓子屋の若だんなが、異世界から転生してくる者たちを管理する組織《天紋堂》の跡継ぎだったのだ。世界の真実を知ってしまった小毬は、若だんなとともに異世界人対策に奔走することになって……!?