友達以上恋人未満だった二人の青年、宙(ソラ)と秀星(シュウセイ)の関係が、ついに大きな転機を迎える下巻です。上巻で互いに惹かれ合いながらもすれ違っていた二人の心が、ついに重なり合う瞬間が訪れます。秀星の真っ直ぐな想いと、宙が抱える秘密が明らかになり、二人の関係はより深い絆へと発展していきます。宙が怪しいおじさんとホテルで何をしていたのか、そして彼が本当に求めているものは何なのか。秀星は、宙を守りたいという強い気持ちから、彼の心の中に踏み込んでいきます。前半では、宙と怪しいおじさんのさらに過激なプレイが描かれます。宙は拘束され、鞭打たれ、見知らぬ男に犯され、身体だけでなく心までも辱められることに。宙が隠していたかった心の傷がえぐり出されます。しかし、心と右目に傷を負った宙の前に、すべてを受け入れる覚悟を決めた秀星が現れ、二人は苦しみを乗り越えて本当の意味での「恋人」へと進化します。前半は鬼畜展開、後半は甘々展開の2タイプのエロシーンが楽しめます。二人がどのようにして幸せを見つけるのか、その行方をぜひ見届けてください。甘さと切なさが交錯するラストは、読後に深い余韻を残すことでしょう。