【第4章】17歳となった勇気は由香と共に県立高校へ進学していた。高校生になり急にきれいになった由香。想いを寄せる勇気は、偶然、同じカメラ部の先輩とデートをする由香を目撃してしまい心がざわつく。そして先輩と付き合うという由香であったが、その決断が思わぬ事態へと発展してしまう……。一方、勇気の叔父であり逃亡中の俊介が突然帰ってきた。俊介は死んだ春菜の笑顔のため、罪を犯した者として生きる決心がついたと告げる。自首することを勇気に伝えに来たのだ。このことは、いまだ生きる意味を見出せない勇気に大きな影響を与えていく…。なぜ生きるのか…長い苦しみから勇気がたどりついた答えとは!? 第4章は勇気の《最後》の物語。岡本ゆり先生が描く愛と衝撃の大河ロマンの傑作、最終巻(全4巻)!