【第3章】司の家を飛び出した勇気。生きている証が欲しい。ただそれだけで3年の月日が流れていた。東京での荒んだ生活。ふと見上げた真夜中に《真っ青な空に浮かぶ飛行機雲》を目撃する。その瞬間、涙と感情があふれ出し、司の元に帰ること決意する。司の尽力で公立中学校へ通えることになった司。不登校の頃がウソのように中学校にとけ込んでいたが、勇気の空虚な心は相変わらず満たされずにいた。自分は生きていてよいのだろうか…? そんな中、同級生・小泉由香との出会いが、勇気の心に微かな変化を生み出していく。そして勇気は15歳になる……。第3章は勇気の《再生》の物語。岡本ゆり先生が描く愛と衝撃の大河ロマンの傑作、第3巻(全4巻)!