「杏珠ちゃんのナカ、気持ちよすぎ」
ダメだってわかってるのに、甘い声も、指の形も、触れる体温も、なんでこんなに気持ちいいの…。
後輩に恋人を寝取られた八木橋杏珠は傷心中。
その上、あてつけるようにふたりの結婚式に招待され――。
事情を知る周囲の視線が突き刺さり、心の傷はさらにえぐられる。
そんな帰り道、通りがかった店先で美形なバーテンダー・響平と出会う。
いかにも女性慣れした彼に慰められて、これ以上やさしくされたら勘違いしちゃいそう…。
「いっそ新しい経験で上書きする?」
この男は危険。彼に溺れたら絶対ぬけだせない――。