あらすじ中国隋代に記された『摩訶止観』の影響で日本に生まれた九相図。朽ちてゆく女性の遺体を九段階に描き、仏教の修行である「観想」の補助に使われる。檀林皇后説話を元にしたものや小野小町をモデルにしたものなどがある。歴史上度々描かれてきたこの絵を現代において漫画家が描こうと試みた作品。「メメント・モリ(死を想え)」をテーマにし、死を見つめることによって命とは何かを問いかける。全24ページ