仕事の契約を切られた宇津見奏。体を売ってお金を稼ぐため、アプリで知り合った男性と出会うが、ホテルの前でお金のことで揉めてしまう。そこに数日前、駅で落とし物をした際に声をかけてくれた男が現れ、再び助けてくれた。住む場所がないと伝えると「俺の家に来たらいい」と提案され、彼・楠田虎之介の家に住むことに。小学校教師の虎之介は、生きる気力のない奏をなにかと気遣ってくれる。彼のために変わりたいと思い始める奏に、とある感情が芽生え……
※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。