一生、愛を知らなくてもかまわない。あなたにつかの間でも恋ができるなら。
ある豪華な披露宴で、ウィローはギリシア富豪レオに強く惹かれた。彼女は病のためベッドから起きあがれないこともしばしばで、恋愛も結婚も出産もあきらめていた。こんなに胸がときめく相手ならと彼に身をまかせたものの、やはり痛みで純潔を捧げられず、失意と屈辱に打ちのめされてしまう。ところが数日後、レオが再び彼女の前に現れた。ウィローは顔を真っ赤にし、あの夜の失敗を責められるのを覚悟した。だが彼は衝撃的な提案をしてきた。「君と恋に落ちるつもりはないが、どんな喜びを得られるか知りたくないか? 僕はまだ君が欲しい」
■病気に悩まされながらも誰も恨まず、けなげに生きるヒロインの、ゴージャスなギリシア富豪ヒーローへの恋。彼はヒロインをサントリーニ島の美しい屋敷へ連れていき、時間をかけた甘い誘惑をします。彼女の緊張がほぐれ、一夜をともにする恐怖が消えるまで。