優れた人材を採用したければ、学位よりもスキルを重視せよ

多くの企業が、自社に必要な人材の確保に苦労している。この状況を悪化させている要因の一つが、学位要件だ。採用条件に学士号以上の取得を盛り込むことで、有能な人材がその仕事に応募できなかったり、選考過程で振り落とされたりしている。企業はいまこそ、従来のタレントマネジメントの慣行を見直し、候補者の学位よりもスキルを重視する採用に移行すべきだ。本書では、スキルファーストのアプローチをどのように導入し、組織全体に浸透させていくか論じる。 ＊『DIAMONDハーード・ビジネス・レビュー（2023年12月号）』に掲載された記事を電子書籍化したものです。