日本ヒューレット・パッカード、ダイエー、日本マイクロソフトの社長、会長を歴任した樋口泰行氏は、2017年に古巣のパナソニックに復帰した。そして、パナソニックコネクティッドソリューションズ社(現パナソニック コネクト)の社長に就任すると大胆な改革を実行し、着実な成果を上げている。樋口氏はまず、組織文化の改革に着手した。健全な文化の構築は、会社の求める意欲的な人材の採用・定着につながり、企業の長期的な競争力を高める土台となるからだ。組織文化を健全化するために、リーダーは何を考え、どのように実践すべきなのか。本インタビューでは、パナソニック コネクトにおける取り組みを通じて、その要諦が語られる。
*『DIAMONDハーード・ビジネス・レビュー(2023年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。