『紀伊』『尾張』を標的に、世界最大最強の戦力をもって開始された米軍の沖縄侵攻最終作戦。
激戦によって傷ついた不沈戦艦二隻の修理なった日本軍は、海縄海域で米軍を迎撃。日米は未曾有の大海戦に突入した。
米軍にとって作戦最大の障害である二隻のモンスターに仕掛けられる幾重もの罠…。崖っぷちに立たされた日本軍に勝機はあるのか?
一方、激しい戦いの水面下では終戦への道が模索されていた。原子爆弾の使用か、講和か。だが、揺れる日米首脳の思惑をよそに、極東ソ連軍が日本海軍の一大拠点・旅順に向かって怒涛の進攻を開始。戦局はふたたび混迷の状況に…。
架空戦記巨編、初文庫化の第三弾!
この作品は1997年12月~1998年6月に学研より刊行されたものです。