【プロローグより】世にも奇妙な話です。「誰とも会いたくない」と思っていると、「玄関の呼び鈴」が壊れたり、電話が故障したりすることがあります。ドーンと心が凹んだ時に、同時に天井の照明が切れることがあります。実は、家は生きているのです。住む人とリンクしてくるのです。自分の家と、自分の体には相関関係が生まれてくるんです。今まで、そんなこと考えてみたこともなかったですよね?こんな話があります。アート作家のTさんは、淡々と創作活動をやってきました。まったく宣伝もしないので多くの人に知られることはなく、知る人ぞ知る作家さんでした。ある日、彼のお母さんが、木彫りの立派な表札をくれました。「あんたが家を建てたら、この表札を付けなさい」。重厚な表札には、Tさんのフルネームが刻まれていました。表札は、長い間、本棚のブックエンドになっていたそうです。ところが、ひょんなことから家を建てる運びになり、重厚な表札を使う時が来たんです。表札を取り付けるやいなや、彼の人生が変わり始めました。ささいな偶然から、Tさんのアート作品は世間の注目を集め始め、あちこちから問い合わせがくるようになりました。そして、個展の依頼やコラボ、講演の依頼が次々にやってくるようになったのです。家の前に「名が出る」のが表札です。社会的な活躍とは、社会に「名が出る」こと。名が知られることです。「表札」と、「社会的な活躍」とは、「名が出る」という意味では同じ働きであり、家と自分がリンクし、繋がりが生まれてくるのです。家と自分がリンクし、相関関係が生まれてくる。この対応関係がわかれば、あなたの願いを自動的に引き寄せる家に調整できます。