あらすじ目が合うだけで、触れるだけで嬉しい30才にもなって今そんな恋をしている――…高校時代からの親友・啓太に片想いして15年目のテーラー・君登は、ある日、啓太がもうすぐ恋人にプロポーズ予定だと知る。とうとうやってきた一大事に動揺を隠せない君登だったが、啓太は恋人に振られてしまったという。しかも「あなたが好きなのは私じゃなくて君登さん」という言葉とともに。そんなはずない。でも、もしそうだったら……。熟しすぎた片想いと揺れ動く気持ちの中で君登はつい勢いで「好きだ」と告白してしまい――…。※この作品は単行本版『仕立て屋と恋』に収録されています。重複購入にご注意ください。