一切の私情も挟むことなく政務をこなすことから“氷の宰相”として恐れられているアーサーの補佐官として、日夜仕事に励む令嬢・オリヴィア。アーサーと共に国の重要業務を一手に担い、その業務量の多さから宮廷内でも一目置かれる存在となっていたオリヴィアは、彼へ抱いている密かな恋心には蓋をしながら、忙しくも充実した日々を送っていた──あるとき。「オリヴィア嬢。俺と結婚してくれないか?」「……はい?」突然、アーサーから求婚されてしまう! 驚くオリヴィアをよそに、淡々と話を進めていくアーサー。曰く、婚約を隠れ蓑にしながら、王位継承にまつわる不穏な噂を調査したいようで……?仕事のためなら勿論二つ返事で引き受けるオリヴィア。しかし、偽りの婚約関係のはずが、なぜかアーサーはオリヴィアへの好感度MAXのようで──!?「……君のことが、好きで好きで好きすぎるんだ」仕事大好きな二人のドタバタ不器用ラブコメディ!