あらすじ「僕とあいつが生きた一年の物語だ――」先祖代々妖怪を祓う家系に生まれるも、妖怪が大の苦手で、おまけに祓う能力(センス)もない岸間光晴。たった一人の家族だった祖父が死んで以来、いじわるな親戚や妖怪たちのイタズラに耐えながら生きてきた。そんなある日、粗暴でぶっきらぼう、おまけに人間を毛嫌いしている大妖怪・コチが現れる。背中に呪いの矢が刺さったコチは、自身にかけられた呪いを解く鍵は光晴だと言うが…。光晴にもまた“ある呪い”がかかっていて――。