あらすじ時は江戸。15の意登(とき)は一膳めし屋に勤めている。おかみさんの遣いで尋ねた長屋住まいの大工、19の柊次(しゅうじ)に一目で恋し、その日から柊次のことしか考えられなくなった。会うたびに優しい柊次だが、店で会った女の人を意識していることに登気は気づく。柊次と恋仲になりたいと望みながらもどうしたらそれが叶うのか登気にはわからない。次第に柊次と今までのようにも話せなくなり、悩む登気に柊次は毎日会えるようにと弁当を頼む。優しい柊次への登気の想いは募り……。