あらすじセシリアは王城の夜会で第二王子のユリウスと5年ぶりに再会する。初恋の相手ではあったが、王族であるユリウスへの思いが叶う可能性は限りなく低い。思いを断ち切って家のために別の相手を見つけるべく、最期の思い出づくりとして楽しく幸せな時間を過ごしたはずだったが、その後迷子になった王城の一室でユリウスが苦しげにしている姿を目にする。セリシアの名を口にしながら、ひどく淫らな濡れた音を立てて手を忙しなく動かす彼の姿に"人に見られてはいけない行為"だと本能的に察して立ち去ろうとするもユリウスに気付かれてしまい――。