「キャリーしてやるって言ってんだけど」
憧れのeスポーツプレイヤーは車いすに乗った少年だった──!
審査員絶賛の第64回講談社児童文学新人賞受賞作、ついに書籍化!
★主な内容
中学二年生の勝生には、最近ハマっているeスポーツのストリーマーがいる。
名前は「lion」。不遜な態度と、見るものを魅了するプレイングから、ついたあだ名は「王様」。
ある日訪れた病院で出会った車いすに乗った少年の声は、lionそのもの。
思わず正体を確かめた勝生に、lionことリオは、「ゲームでキャリーしてやる」という。
ゲームを通じて友情を深める二人だが、ある日、大会の招待状が届き……。
読む者の心を震わせる、「王様」と「家臣」の友情ストーリー!