あらすじ江戸時代中期、京都。 祇園祭の賑わいのなか、同心の隼之助は妻の形見であるかんざしを盗まれてしまう。 盗まれる直前にぶつかった娘を怪しみ、翌日も祭りに出向く隼之助。 山鉾巡行の日、とうとう見つけた娘の正体は、孤児の面倒をみるため女の恰好でスリをする「嵐(らん)」という少年だった。 なぜか彼を放っておけない隼之助は、孤児の面倒は自分がみると言い出した上、嵐に「うちに来い」と提案し…。 ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。