80年代初頭――大きな社会現象となった愛人バンク。入会金20万円で女子大生やOLと付き合える。平凡なサラリーマンの木村は、父親の遺産をすべてつぎ込み真理という愛人を手に入れる。家庭も会社もすべてを捨てて真理と暮らし始めた木村は、バーテンダーとして働き始めていた。ある日、真理の父親が雇った興信所の男が手切れ金を持って会いにきた。■目次■VOL.1 いまさら悩みVOL.2 わびしさの予感VOL.3 火に油VOL.4 跳んだカモメVOL.5 熱い時間VOL.6 不安…愛の生活VOL.7 明日が見えない…VOL.8 すれ違いVOL.9 オータム・レインVOL.10 試練のときVOL.11 嘘の愛?VOL.12 自分を捨てた男