わけあって故郷に背を向け、孤独に、不器用に生きる20歳の一郎と24歳の辰巳。魂が惹かれ合うように川辺の町で運命的な出会いを果たした「ふぞろいな相棒」に、未来はあるのか?
「おすすめ文庫王国2024」エンターテインメントベストテン第3位の著者が、20歳の一郎と24歳の辰巳のわちゃわちゃした日々と不滅の絆を描いた、熱く切ない感涙の人生ドラマ。
書評家・藤田香織氏おすすめ!
厳つい名前の20代男子が、「たっちゃん」「いっくん」と呼び合う可笑しさと切なさ。
痛みを伴う「あの頃」を思い出せる年齢になった今だから沁みる。
彼らに出会えて本当によかった!
――藤田香織