「永遠の妖精」も生まれながらのスターではない――
彼女の内面の輝きが、世界の「美」の基準を変えた。
今も世界中の人々を魅了している「美の象徴」、オードリー・ヘップバーンは、実はコンプレックスの塊だった――。
当時の「美」の基準から大きく外れた容姿や体型には自信がなく、実生活でも夫の浮気や、母親との関係などに悩む日々。
ただ彼女には、「不満」を成功のタネとする強さがあった。メイクや服を研究し、人を愛することや対人関係には、意識的に努力を重ねる。
そんな内面の輝きを写した言葉の数々は、人生において最も大切なことは何なのか、現代の私たちにも柔らかく問いかけてくれている。
「どんな言葉を語るか。どんな振る舞いをするか。
失敗を笑って許せるか。どれだけ人に優しくできるか。
幸せになるとは、そういうことの積み重ねなの。」
●本書は2017年3月に刊行した単行本に加筆・修正し、文庫化したものです。
●電子版では6つの章に1枚ずつ、オードリー・ヘップバーン本人の写真を挿入しております。
【CONTENTS】
Chapter1 HEART
Chapter2 MYSELF
Chapter3 WORK
Chapter4 LOVE
Chapter5 ACTION
Chapter6 LIFE