柳沢きみおが描く、ハードボイルド社会派サスペンス。裏社会に生きるブラックジャーナリストが巨悪に立ち向かう――。人間社会にはおのずと生まれる必要悪がある。それを記事にし、脅しをかけ、金を巻き上げる。時にはそれが、社会の膿を出し弱き者を救うこともある。彼らはダークヒーローか、それとも……!? 平凡なサラリーマン・海輪幸一は、あることがきっかけで会社をクビにされてしまう。そんな彼の前に突如として現れた、頬に十字傷を負った謎の男・進藤英治。彼の相棒として1ヶ月を条件に働き始めた幸一は、裏社会に足を踏み入れる。■目次■第1話 訪問者第2話 出社第3話 進藤という男第4話 昼酒第5話 傷第6話 覚悟第7話 裏付け第8話 背信