講談社ラノベ文庫新人賞《優秀賞》受賞作
就職して二年目のサラリーマン佐藤康介。ある日、自分のアパートに帰ってくると、知らない女子高生がやってきた。
「あたしの名前は河嶋黒葉。康介の同僚の河嶋涼葉はあたしの姉よ」
会社の同僚の妹だという黒葉は、猫になってしまったと康介に告げる。そして、黒葉のことを人間だと認識できるのは康介だけらしい。
「大人だったらこれくらいパパっと解決できるでしょう?」
「できるか!」
「えー、この人使えないんですけど」
サラリーマンと猫になってしまったJKの奇妙で騒がしい同居生活が始まる――。