【伊賀すとら】現代に潜むサキュバス。不特定多数のオスから搾精することを好む。主なねぐらは出会い系アプリ。一度搾精した人間に"種"を植え付け、宿り木のように微弱な精を吸う。表情の変化は少なく、大人をからかうことが好き。好みのタイプは脂の乗ったオッサン。前編-空蝉-在る夏の日、僕は近所のお姉ちゃんと土方のオッサンとの密会を見てしまう。オッサンの恥垢のついた野太いチンポを加え苦悶の表情を浮かべるすとら。そんな現場に釘付けになり、まだ芽生えていない性欲が目覚め出してしまう。最後の蝉が鳴き切り、地に落ちるまでの物語。後編-陽炎-在る冬の日。あの夏の日から数十年が経っていた。微かに残る彼女の残り香を手繰って自慰に耽る日々。ふと視線の端に移る彼女の姿。これは自分の妄想が作り出した幻影なのか?あの頃の思い出で産まれたもの、失ったものを成長した体でぶつける。2021年冬コミで頒布した本の電子版になります。書き出しの都合上、表紙裏に2P白紙が含まれておりますが、こちらはページ数に換算しておりません。あとがき、扉絵、奥付も込みになっております。本文モノクロ。全88P(+白紙2P)