あらすじ【僕は「僕」だと「嘘」をついた。君が見ているのは、僕か、それとも「僕」か――。】紗奈の瞳にうつるのは、駿か、それとも歩か。人を気遣うあまり自分の思いを伝えられない主人公・浅倉駿は、幼い頃から若槻紗奈が好きだった。告白もせず転校したことを後悔し続けて七年、また紗奈のいる街に戻ってくることに。「せめて恋心だけは」本心を伝えたい駿は、今度こそ紗奈に自分の気持ちを伝えようと決意するが―― 。そこには自分とそっくりで素直に自分を表現できる「理想の自分」、藤崎歩がいた…。 この青春は「嘘」を孕んで綴られる。(C)2016 Matcha Hazuki