侯爵令嬢のセイディは、ガーディアス第一王子の婚約者になってからというもの、朝から夜まで妃教育と公務の手伝い、ほとんど自由のない毎日を送っていた。
しかもガーディアスは男爵令嬢ローラと仲睦まじくしているらしい。
そんななか、セイディの心を強く支えてくれたのは、隣国から留学してきた王太子のユリウス。
居心地の悪いセイディにさりげなく気遣いの籠もった言葉をくれた。
将来王太子妃になる身としては、周りにあらぬ誤解をされないよう、あまり話せなかったけれど…。
なのに、王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されるなんて…!
罪状は、友人を使ってガーディアスの愛人・ローラを貶めたこと。
いわれのない断罪にはNO! セイディの反撃が始まる…!
※この作品は『悪役令嬢みたいに断罪されそうだったけど、全力で愛されてます! 不幸な運命に「ざまぁ」しますわ! アンソロジーコミック』第6巻収録作品と同一の内容を単話版として再編集したものとなります。