テレビ朝日系でドラマ化(主演:高橋克典)された人気作『特命係長 只野仁』のエピソードゼロ。大手広告会社 電王堂・会長からの特命であらゆるトラブルを鮮やかに解決へと導く特命係長 只野仁はいかに誕生したのか。物語は90年代初頭にさかのぼる。1990年、東京――まさに狂乱の時代。バブル真っ只中に只野は特命社員として電王堂に入社。昼はダメ男を演じ、夜は指南役の森葉と特命をこなしていた。営業局の岡田 雄は、40代で独身。一度も彼女ができたことはなくおまけに30代から薄毛になり容姿にも自信はなく恋愛は諦めていた。だが、両親が早くに亡くなったことで都内の一軒家を手に入れた岡田は、女性専用マンションを建てて大家になっていた。女性慣れしていない岡田が、ナマの女性と接するようになり邪な考えに支配され憑りつかれていく――――■目次■第134話 ハレンチマンション 前編第135話 ハレンチマンション 後編第136話 バブル特需女 前編第137話 バブル特需女 後編第138話 アイドルの過去 前編第139話 アイドルの過去 中編第140話 アイドルの過去 後編