わたしはぜんぶ覚えている。あの痛みも、暗闇も――。ピュリツァ―賞受賞の天才詩人が書き残した伝説的長編小説、20年ぶりの新訳。優秀な大学生のエスター・グリーンウッドはニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、夢がついに叶うと信じて喜んだ。しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられる。そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく。世の中は欺瞞だらけだと感じる人、かつてそう思ったことがある人たちに刺さりつづける、英米だけで430万部以上を売り上げた世界的ベストセラー、待望の新訳。海外文学シリーズ「I am I am I am」、第一弾!