彼の強烈な魅力が怖い――純潔はおろか、心まで奪われそうで。
生後まもなく、ごみ溜めに捨てられていたカーリーは養父母に引き取られたが疎んじられ、他人に心を許すことができない。彼女は今、社交界のパーティを企画する会社で働いていて、ある日、有望な顧客候補の大富豪リカルド・サルヴァトーレに引き合わされる。逢った瞬間、無垢なカーリーは彼の男性的魅力に衝撃を受けた。一方、リカルドはまったく違った目で彼女を見ていた。金のためなら簡単に体を許すパーティ好きの貪欲な女に違いない、ならば迷わず誘惑して、ひとときの情事を楽しもう、と。そんなこととはつゆ知らず、カーリーは彼との視察旅行へと旅立った。生まれて初めて覚える、甘く疼くような感覚に怯えながら……。
■20代半ばのヒロインは今なお男性経験も、恋をしたことさえもありません。そんな実情を知らずに彼女をもてあそぼうと企むイタリア系大富豪ヒーローは、ヒロインの会社を買収して、その後は“余剰品”として彼女をくびにしてやろうと考えており……。大スター作家ペニー・ジョーダンによる3部作〈華麗なる日々〉の第1話です。
*本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。