〈よろこび上手〉こそ、苦しい世に生きていく知恵です。
今回のテーマは「趣味・娯楽・嗜好」。「毎日がとてもしんどく感じられたころのこと。一日に一回、どんなことがあってもよろこぶ。そう決心しました」と語る五木さん。引き揚げ時に口ずさんだというセンチメンタルな昔の歌から、極貧生活に活力を与えたロシア民謡や和製シャンソン、作詞家・原作者として携わった歌謡界と映画界、さらには知る人ぞ知る、無類の犬好きの側面まで、日々生きていく糧になったという趣味・娯楽の思い出の数々を披歴する。91歳になった「生き方の先輩」が贈る人気シリーズ、第9弾!
【内容】
第1章 昭和歌謡の天才たち
第2章 国境を越える「音楽」
第3章 「ロシア民謡」と日本人
第4章 映画原作者のひそかな願い
第5章 新時代の映画監督たち
第6章 私とペットとの関係