【内容紹介】エンジニアからエンジニアリングマネジャーになる――エンジニアリングが好きでエンジニアになった私たちが、「チームをサポートしたい」という一心で引き受けたその瞬間に扱う対象が「コード」から「人」へと変わります。それは突然、職種がまったく変わるようなもので、その大きな違いにはじめは戸惑いを隠せないでしょう。人的プロセスは構築された設計の通りにはいきません。コミュニケーションは個人の価値観、動機、力関係、スキルと結びつき、メンバーの関係性は不安定です。日々の仕事によるさまざまな経験は、そこに感情の波で揺らぎを与えてきます。正解がなく、答えを出してもそれが良かったのかもすぐにはわからない。これまでの経験を活かしたくても活かせないもどかしさ。そんな誰も教えてくれなかったマネジメントについて、Googleのマネジャーが共感と内省によるエンジニアリングマネジメントの実践知を解説します。しかしそれはそのまま実践してもらうためではありません。エンジニアリングマネジャーに求められていることとリーダーシップの発揮について自身で考えられるようにするためです。「人と関係性」に焦点をあてた本書は、エンジニアリングマネジャーが困惑しやすいトピックを解説し、メンバーと協力して一緒に共通の目的に向かうために読むべき一冊となっています。【目次】Part 1 自分のチームChapter1 自分のチームを大切にするChapter2 価値観の価値Chapter3 信頼と弱さChapter4 自分のチームは「彼ら」ではなく「私たち」Chapter5 幸せとやる気の原動力Chapter6 長期的な従業員のケアChapter7 キャリアラダーChapter8 重要な1on1Part2 コラボレーションChapter9 マネジャーとしてのコミュニケーションChapter10 チェンジマネジメントChapter11 フィードバックの与え方Chapter12 フィードバックを受け取るChapter13 良いミーティングChapter14 対立のマネジメントChapter15 クロスチームとオープンソースのコラボレーションPart3 チームが最高の仕事をできるように支援するChapter16 チームの仕事の優先度付けChapter17 プルリクエストのスコープを絞る方法Chapter18 実行の速度Chapter19 プロダクトとエンジニアリングの時間配分Part4 自分の仕事Chapter20 ハイレベルでの優先度付けChapter21 日々の優先度付けChapter22 境界線を設定するChapter23 まず自分を大切にすることChapter24 自分を信じること