夜、空を眺めると星のまたたきに心安らぎを覚える。静けさに満ちた不変の宇宙・・・・・・というイメージだが、太陽は毎秒21キロの速さで銀河系を動き、フレア(太陽面爆発)が起きるとジェット旅客機の数千倍もの速度でガスを噴出させている。遠くの彼方で起きている現象とはいえ、地球への影響は甚大で、ときに大停電を起こす可能性も・・・。20世紀になり、宇宙は私たちがイメージしている姿とは異なり、おどろくほど動的なことがわかってきた。また、絵空事と考えられていたUFOや宇宙人についても、2020年にアメリカ国防総省がUFOの存在を公式に認め動画を公開するなど、新たな展開が起きている。私たちの想像をはるかに超えたスケールで起こるさまざまな現象、知っているようで知らない宇宙の姿を、太陽研究の第一人者が紹介する。