本書は、入社3年目の25歳の主人公のもとに
ある日、注文した覚えがない本が届くというところから
はじまる物語になっています。
仕事も恋愛もうまくいかず、さらにローンの返済で逼迫している主人公。
間違って届いた本であるにもかかわらず自分の人生を変えたいと思っていた彼は
「仕事と人生が100倍うまくいく!喜びと怖れの法則」という
書名にひかれて本を手に取ります。
(プロローグより)
この本を読むためには、「やる」か「やらないか」の二つの選択肢しかないのだ。
そして、よくよく見ると、「やりますか?」とあって、「やる気がありますか?」ではない。
「やる気がありますか?」だったら、実際はやらなくても、「やる気持ちはあったから~」
と逃げられるけれど、「やりますか?」では逃げられない。
この本が読みたかったら、自分が本気になるしかないのだ。
もう1枚めくった。
「本当にやるのですね?
やりはじめたら、必ず最後まで読んでください」
イエスだ。もう戻れない。
さらにめくると、こう書いてあった。
「おめでとうございます。
あなたは、人生を変えられる人です。
では、始めましょう」
こうして、おれの人生を根こそぎ変えてくれるはずの本が始まったのだ。