※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。著者の漫画家、さかもと未明さんは、約10年前に難病である膠原病を発症し、完治することがなく、さらに体調が悪化していくことに絶望の日々を送っていた。そんな彼女はシャンソンを歌うことに目覚め、CDを録音するまでに。さらには、パリのモンマルトルにあり、ピカソやユトリロなど著名な画家や作家、シャンソン歌手が集ってきたキャバレー・シャンソニエである「ラパン・アジル」と出会い、生きる力を取り戻していく。彼女の「ラパン・アジル」との出会いと再生の物語を主軸に、200年以上の歴史を誇り、今なお芸術的な輝きを放ち続ける「ラパン・アジル」の歴史と今日の姿を多数のビジュアルとともに紹介する。2024年7月に開幕するパリ五輪で、パリの街への関心が高まる時期の発刊であり、モンマルトルのガイドブックとしての側面も見逃せない。【著者プロフィール】さかもと未明(さかもと・みめい)漫画家、画家、作家。神奈川県生まれ。玉川大学英文科卒業後、商社勤務を経て漫画家に。その後は、評論活動やテレビ出演も多く、歌手デビューも果たす。2007年に膠原病と診断され、さらに発達障害だったことも明らかに。現在は、画家として創作活動を続けながら、歌手としてのライブ、舞台のプロデュースなども手掛ける。著書は、『マンガ ローマ帝国の歴史』(全三巻、講談社)、『神様は、いじわる』(文藝春秋)、『まさか発達障害だったなんて』(星野仁彦氏との共著、PHP研究所)、『わたしの居場所はここにある』(海竜社)など多数。発行:ワニ・プラス発売:ワニブックス