あらすじ被災者らの声を排し,行政主導の公共事業によって変質した地域――.はたして,これが「復興」と呼べるのだろうか.被災者当事者である執筆者らは,コミュニティの維持や故郷の再生に向け,3・11以降,活動と研究を重ねた.被災者不在の復興の実態や要因を問い直し,いま自分たちの言葉で,あるべき地域の未来を構想する.