JR各社が「単独維持困難路線」を続々発表、
災害で運休中の路線が再開を断念……
なぜ建設され続けたのか?
なぜ危機を迎えたのか?
公共交通機関研究の第一人者が、
超一級資料から読み解いた
「問題の本質」と「存続への処方箋」
ローカル線建設ブームから、
再生をめざす現状までを完全解説!
本書は、2023年というローカル鉄道に対する
政策が大きく変わる年にあたって、
明治時代、日本に鉄道が登場したころから現在までの
ローカル線の歴史を一冊にまとめたものである。
ここ数年のコロナ禍で、路線バスや鉄道の旅客は減少し、
厳しい経営を余儀なくされている。
地方のローカル私鉄や第三セクター鉄道だけでなく、
JR各社も同様に旅客の減少が進んでしまった。
このような日本の現状のなかで、なお鉄道を維持すべきかという
大きな問題が問いかけられている。(本文より)