あらすじ多くのリソースや能力がある既存の大企業が、ノートPCしか持たないようなスタートアップに打ち負かされているケースは数多くある。それは既存企業には0から1を生み出す起業家としての能力が欠けているからだと筆者らは指摘する。そこで提唱するのが、既存企業の資産とスタートアップの起業能力を組み合わせたハイブリッドスタートアップである。各種の調査からもこの方法は成功率が高いことが示されている。本書では、この方法を進めるに当たって検討すべき点、責任者やメンバーの選び方、さらにアイデアの見つけ方からその検証方法、ビジネスとして成功を収める方法などを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。