あらすじ自己責任論を超える思想 いまこそマルクスを読み直せ! 私的所有という考えに仮借なき批判を加え、他者との分かち合いにもとづく政治体=コミュニズムを構想したマルクス。浅薄な自己責任論が強調される今こそ、そのポジティブなメッセージを汲み取るべきではないか? 個人主義を超える〈生の技法〉=コミュニズムの現代的可能性をさぐる。 [内容] はじめに 第一章 「私的所有」の感覚を疑う 第二章 〈労働者身体〉はいかにつくられるのか むすびに──「集合的身体」のほうへ マルクス小伝 読書案内 あとがき