あらすじαであるシリルは、野心家な父の政略結婚の道具としてΩにバース転換されないために、翼竜騎士団所属を目指す。騎士団に入るには自分の翼竜を手に入れなければならず、その試験の判定役として国王の甥である騎士長のリュオンが同行することに。以前から互いに一目置いていた二人だが、α同士ゆえ想いが交わることはないと思っていた。道中リュオンの強さや優しさに惹かれたシリルは、αである矜持を捨ててもいいほど想いを募らせ――。 αに生まれたからには、αとして生きたい――そう思っていたはずなのに……。