おばーは今年で90歳。夫は去年亡くなったし、お金もあまりないけれど、毎日幸せです。おばーのいる村は、沖縄の最北端に位置する「国頭村」という自然豊かな地域。住民みんなが知り合いで、家族のようなものなのだとか。一歩外に出れば、おばーの知り合いばかり。外に出て村人に話しかければ寂しく感じる時間もありません。そんなおばーの元気の秘訣は、「とにかく喋ること」と、「毎日のウォーキング」。毎日のラジオ体操も欠かしません。膝の調子が良ければ3キロは歩きます。食事は、おなじみ「チャンプル―」でご飯とともにいただきます。家庭菜園で育てている野菜も食べる分だけ収穫してしっかり栄養をとっています。芋も好物なので、よく食べます。これで便通もばっちり。果物も、大好物なのでおやつがわりにつまみます。ときどき孫が動画の撮影で来るので、そのときは「かめーかめー」(食え、食え)と言ってたらふく食事を食べさせてます。おかげで孫はだいぶ肥えてしまったのだとか。何かあるわけでもない何気ない日常ですが穏やかで満ち足りた日々を過ごすためのおばーなりの生き方を1冊にまとめました。「こんな老後も悪くない」と思えるおばーの日常をぜひお楽しみください。